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この冬は、雪が少ないので、動きやすく過ごしやすくてよいのですが、
なんとなく物足りない感じです。このまま春になるのでしょうか・・・?
でもこの先、大雨になったり冷夏になったり、水不足になったりしないかなぁ、と心配ですよね。
やっぱり冬は冬らしくないと・・・。
“寒ーい冬”と言えばロシアの冬。(今年はロシアも暖冬のようですが。)今回はモスクワの冬についてお話します。
モスクワの冬
『モスクワに住んでいました。』と言うと『寒かったでしょう・・・?』とよく聞かれます。雪はそれほど積もりませんが、冬の平均気温は−10度前後で、時には−20度を越える時もありましたから、確かに寒いですよね。でも、室内の環境はモスクワのほうが断然過ごしやすいです。
寒くなり始める9月の終わり頃から、自動的に暖房が入り、建物の中は24時間、常に効いているので室内はいつでも暖かく、窓やドアは二重になっていて、さすがに寒さに対する対策は万全です。ですが、たまに故障などで効かなくなったときは大変です。こちらからは何も操作ができないので、厚着をして直るまで耐えるしかありませんから・・・(笑)
外に出る時は、帽子・マフラー・手袋・ブーツは必須アイテムで、特に帽子をかぶっていないと、おせっかいなおばちゃんに『帽子をかぶりなさい!』と注意されます。
帽子と言うと、テレビなどでよく見るあの毛皮の帽子なのですが、こんなことがありました。
頭が大きくて市販のものが合わない夫が、帽子屋さんで作ってもらうことにしました。せっかくなのでミンクで作ってもらおうとお願いしたところ、お店の人は『ダメだ!』と言うのです。不思議に思ってよく聞いてみると、『ミンクだと、お金持ちと思われて狙われるからだ・・・』だそうです。どんなに頼んでも断られ、結局うさぎの毛皮でしか作ってもらえませんでした。お人よしというか・・・商売っ気が無いというか・・・。(ロシア人というと、ちょっと怖いイメージがあるのですが、人なつっこく、おせっかいだけど親切なんですよ。笑)
ロシア人の若い女性は、とてもスタイルがよくてきれいです。寒くてもミニスカートで美脚を見せつけている人も少なくはありません。私たちから見ると、羨ましい反面、寒そうで我慢できませんが、平気なのでしょうね。足は出しても、帽子は必ずかぶっています。やっぱり頭は大事な場所ですからね。あったかい毛皮の帽子は必需品なんです。
1日に1回は外に出て、外気に触れたほうがよいと聞いていたので、私も小さい娘を連れて短い時間でもなるべく外に出ることを心がけていました。小さな赤ちゃんも毛布に包まれてソリに乗せられてお散歩していたり、凍った池でスケートをしていたり、公園では、子供たちも元気に遊んでいて、寒くても夏と変わらず普段の生活が送られています。
氷点下が続く環境ってどんな感じなのでしょう・・・?
ゆっくりと鼻から深呼吸すると、鼻の中がパリパリッと凍って、キーンとして、ちょっとシャキッ!として、心地良いかも・・・(笑)
とにかく、何でもすぐに凍ってしまいます。冷蔵庫に入りきらないビールを、すぐ飲むつもりでベランダに出しておいたら、『凍っちゃった!』ってこともよくありました。(笑)10?タンクのミネラルウォーターは、一晩でカチカチになり、車に置き忘れた缶のコーラは、張り裂けて天井に飛び散ってしまいました。
車のウォッシャー液は凍ってしまっては大変なので、何を入れると思いますか・・・? ウォッカなんです!『えー!!』と思われるかもしれませんが、アルコール度が高いので凍らないし、ミネラルウォーターより安いのです。運転していて酔っぱらいそうですけどね・・・(笑)
1月の終わり頃から2月になると、おひさまがキラキラと差し込むようになります。冷え込んだ朝などはダイヤモンドダストが見られ、とてもきれいです。11,12月は日が短かく、日中でも薄暗いので少しずつ日が長くなってくると、『春が間近だなぁ・・・』と、とても嬉しくなります。長い冬を越えて春を待つ気持ちは、北の国に住む人にとって、思いのほか大きいでしょうね。
今、モスクワに住んでいる人たちも、こんな気持ちで春を待っているのかなぁ・・・。
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