
全国の和牛のもとは、島根の和牛であるといっても過言ではない。
島根県は、雄牛のエリート中のエリートである「種雄牛(しゅゆうぎゅう)」を輩出しています。
良い和牛とは、まず血統が良いことが重要です。
良い血統の牛は、他の牛と一線を画します。
いかにこの優秀な血統を子供に遺伝させるか?が重要になるのです。
雄牛の中でも良い血統を残すために選ばれた牛を「種雄牛」といいます。
良い血統を残すための種雄牛は、いくつもの能力検定をクリアした雄牛の中でも
エリート中のエリートです。
全国に有名な和牛ブランドは数あれど、この優秀な種雄牛を輩出する地は多くありません。
良い種雄牛をもっていない県は、他県から種雄牛を買っているのです。
優秀なメス牛も同様です。
実は、島根県は、牛の繁殖地として全国的に有名です。
(といっても牛の関係者ではない一般の方には知られていないのですが・・)
島根県は全国に知れ渡る種雄牛を輩出し、また、島根で生まれ育ったメス牛の多くは、
前沢牛で有名な岩手、松坂牛で有名な三重県、大分牛で有名な大分など北から南まで
全国の和牛産地に買われていきます。

父方にしても母方にしてもすばらしい血統を誇っています。
島根県で生育した牛の約半分が県外に輩出されるほど凄いのです。
※元をたどったら島根なのに、なんで○○牛と他の名前がつくかといいますと、
牛は生まれた土地で名前がつくのではなく、肥育された土地で名前がつくからです。
生まれた土地で名前がつけば、もっと島根の和牛は有名になっていると思います。
全国に轟いた種雄牛 「第7糸桜」
種雄牛は雄牛のエリート中のエリートなので全国でもそんなに数がいません。
種雄牛は、総じて○○系(大抵は兵庫系など地名)と呼ばれ、
その下に種雄牛の名前がつきます。
例えば有名な神戸牛の種雄牛は総じて「兵庫系」と呼ばれ、
「安美(やすよし)」や「茂金(しげかね)」
といった種雄牛が有名です。
あの有名な松坂牛ももとをたどれば兵庫系です。
このように○○系と呼ばれる中でも有名な系統があり、
前述の兵庫系と鳥取系の「気高(けだか)」などが有名です。
兵庫系は小さい体躯で肉質がよく、鳥取系は体が大きく、体のつくりの元牛となりました。
現在、こういった有名な種と様々な牛を掛け合わせ
より良い血統作りを行っています。
さて、このように有名な種雄牛がいるのですが、
エリート中のエリートの中でも更に上には上がいるもので、
「これは凄い!!!」と全国から種のオファーが来る種雄牛がごくたまに存在します。
その全国の和牛繁殖者達が熱烈に種を求めた伝説の種雄牛が
島根県が輩出した「第7糸桜」です。
抜群の増体量と最高の肉質をもつ第7糸桜は、島根の和牛を全国区に知らしめた出世頭です。
第7糸桜系は本当に凄い種雄牛で、全国の牛の元は第7糸桜の血を引き継いでいるといっても
過言ではないくらい凄い牛だったのです。
石見和牛は、この島根が生まれ、
島根で育ったすばらしい血統の第7糸桜の血を引き継いだ
和牛を故郷の地、島根県邑南町(石見地方)で生育、
肥育されている牛なのです。
私達が育てる石見和牛は、島根県の和牛飼育農家が県内の優良種雄牛の種を授精し、
優秀な母牛の体内で育った牛です。
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